2012/03/09

ピラネージ「牢獄」展-国立西洋美術館

雨の日の東京散歩のことを書いてゆきます。
どうぞよろしく。

上野の国立西洋美術館へ行ってきました。



 午前中、常設展とピラネージ「牢獄」展を見てから館内のカフェすいれんで昼食。
特別展メニューのポトフとコーヒー。
ユベール・ロベールさんがフランスの方だからだそうです。
午後はじっくりユベール・ロベール「時間の庭」展を見ました。

ピラネージさんの「牢獄」展は面白かった。
展示されていたのはダイナミックな構図で建築物の内部を描いたエッチングによる版画です。
出品は30作品。



 「牢獄」展ではこんな説明がされていました。


 建築家の夢想をそのまま絵にしたような楽しさがあります。
部屋や廊下というようなそれぞれの空間の機能を考えなくてもいい。
構造計算もいらない。
当然コスト的な制約もない。

建築家としては成功しなかったみたいだけど、それでよかったように思います。
自由に好きな空間と構造物を構築できたわけだから。
牢獄ではなくもっとハッピーな建築物を見たかったな。